走っているときに股関節の内側が急激に痛い、脚が上がらない、途中から脚の付け根が痛く走れない。
これは腸腰筋炎の症状かもしれません。
腸腰筋とは
腸腰筋は骨盤の奥深く、下腹部から骨盤の骨のところにある3つの筋肉の総称です。
その3つの筋肉は大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つ体幹の深くにあることからインナーマッスルといわれています。
腰椎、骨盤と大腿骨をつないでいる腸腰筋はランナーにとって、体を支え、地面を蹴るための大事な筋肉で、大腿骨の内側に付着しています。
ランニング中、着地時の股関節内側の痛みや蹴り出した足を引き戻す際の痛みは、腸腰筋腱炎が疑われます。
なぜ痛くなる?
ランニング中に蹴り足が後ろに流れると、腸腰筋が引き伸ばされ、微細な断裂や炎症を起こします。
また、蹴り足を引き戻そうとすると股関節を屈曲させる必要があり、その動きに関与する大腿四頭筋や腸腰筋に負担が増えます。
腸腰筋は股関節屈曲の主動筋です。この筋肉が炎症を起こすと筋肉全体が収縮した状態で、股関節を上手く屈曲できません。かばって股関節周囲の筋肉も痛いようです。
腸腰筋は骨盤が後傾したままで走る癖の方に多いです。つまり背中を丸くして、骨盤が後ろに傾いたままだと必要以上に腸腰筋を身体を支えるために使い、疲労しやすくなります。
そして腸腰筋が弱ると背中の背骨のS字状のカーブを維持しにくくなります。
つまりランニングフォームが崩れと腸腰筋は密接な関係がありますよ!
身体がぶれない走りをしましょうね!
対処法
軽度の場合は無理をせず、早めに受診してください。そして1~2週間程度ランニングを停止してください。
ランニング中に痛みが起きたら、決して無理をしないこと。激痛でなければ周辺部を軽く温め、マッサージの後、アイシングを行います。
筋緊張が強かったり、適切な処置をしないと肉離れや剥離骨折を起こす場合もありますので、気をつけて下さい。
軽度ならば、1~2週間の休養でランニングを再開して構いません。
しかし日常生活に支障をきたすほどの痛みや、肉離れとも思える重症の場合、完治まで2~3ヵ月を要することもあります。
強い痛みを感じたらすぐに受診してください。患部にストレスをかけないようにすることが必要です。
腸腰筋はお腹の深いところにある筋肉なので、通常の電気治療では効果が出にくいです。
橋本接骨院では腸腰筋を刺激するためにハイボルテージ療法や立体動態波など深部刺激に適した特殊電気施術をお勧めしています。
マラソン前のメンテナンス、走った後の疲労回復、ランニングでの痛みなどお気軽にご相談ください。
橋本接骨院はランナーの皆様を応援致します。
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