2018.4.10 更新
多くのランナーを悩ませるランナー膝(腸脛靭帯炎)
橋本接骨院に来院されるランナーの中で一番多い悩みはランナー膝についてです。
今回はランナー膝に効果的なテーピングの貼り方です。
腸脛靭帯と大腿筋膜張筋、大臀筋を補強するテーピングをしましょう。
このテーピングは急性の時でも、回復期や再発の予防にも使えます。
テーピングを貼る前に、その膝の外側の痛みがランナー膝かどうかを確認してみましょう。
ランナー膝(腸脛靭帯炎)のテスト
ランナー膝は腸脛靭帯と骨が擦れて痛みや炎症を起こします。
この痛みを誘発するテストグラスピングテストで確認してみましょう。
グラスピングテスト
膝を曲げて痛みの出ているところの少し上を親指でしっかりと圧迫します。
親指で圧迫したまま脚を上げながら膝を伸ばします。
この時痛みが誘発されるとランナー膝の可能性があります。
症状がきついとギシギシする感覚が親指に感じます。
ランナー膝になった時は炎症が治るまで走るのを止めることが必要です。
でも、脚を休めるだけでは時間がかかってしまいます。
そこでテーピングの出番です。
ランナー膝(腸脛靭帯炎)の基本テーピング
GONTEXマルチカラーテーピングを橋本接骨院では使用しています。
窓口でも販売しています。
市販のキネシオタイプのテーピングでも構いませんよ!
では実際に貼ってみましょう。
基本のテーピング貼り方
①腸脛靭帯と大腿筋膜張筋のテーピング
まっすぐに起立した状態で膝の外側から下へ5㎝のところから骨盤の縁の骨までテープを貼ります。
この長さから10㎝短くテープをカットしてください。
このテープを2本使います。
*テープは伸縮するので10㎝短くカットしてちょうどの長さになります。
*角を丸く切っておくと剥がれにくく、長持ちします。
*テーピングしたままの入浴はオッケーです。
*かぶれや痒みが出たら剥がしてください。
膝外側の下5㎝ほどのところにある骨の出っ張りを起点に真上に貼ります。
*写真では服の上から貼っていますが、必ず地肌に貼りましょう。
骨盤の縁までテープを貼ります。
*腸脛靭帯と大腿筋膜張筋を覆うように貼ってくださいね。
②腸脛靭帯と大臀筋のテーピング
先ほどの腸脛靭帯と大腿筋膜張筋のテーピングの下1㎝からテープの半分を重ねるように後方に貼ります。
太ももの中央を超えたら大臀筋を覆うように後方へカーブさせながら貼ります。
③大臀筋テーピング
ランニング初心者であればお尻の筋肉が弱いので、大臀筋の下縁に沿って引き上げるようにテーピングを加えます。
*筋力のあるベテランランナーであればこのテープは省略しても構いません。
①腸脛靭帯と大腿筋膜張筋のテーピングと②腸脛靭帯と大臀筋のテーピングです。
①腸脛靭帯と大腿筋膜張筋のテーピングと②腸脛靭帯と大臀筋のテーピに③大臀筋を加えています。さらに膝の安定が必要ならお皿の下からまっすぐ横に20㎝のテーピングを加えています。
筋力、フォームが弱い方はこの貼り方を試してください。
急性期はランニングを休止してテーピングで患部を保護しておきましょう。
このテーピングは急性期にも再発防止にも効果的ですよ
次回はランナー膝のテーピング、応用編です。
ランナー膝は慢性化しやすく、痛みが軽くなって治りきらないうちに走ることを繰り返して悪化させやすいです。?
ベテランランナーでもスピード練習やランニングフォームなどで発症することも多いので注意が必要です。
「ランナー膝かも」というような症状があればすぐに橋本接骨院に来てくださいね❗
マラソン前のメンテナンス、走った後の疲労回復、ランニングでの痛みなどお気軽にご相談ください。
橋本接骨院はランナーの皆様を応援致します。
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