ランナー膝(腸脛靭帯)はランニングフォームの左右のブレからだけでなくフォームの捻じれが原因の場合も多くあります。
X脚とO脚
X脚は「ニーイン・トウーアウト」、O脚は「ニーアウト・トウーイン」と言われる脚の状態です。
この脚の向きによって膝の関節は捻れ、ランナー膝の原因になります。
正常であれば写真のように膝はニュートラルな中間の位置、足先は前を向いています。
ランナーに多い膝とつま先の向きが捻れを起こしているランニングフォームに対処したテーピングを貼りましょう!
ニーアウト・トウーイン(O脚)
O脚は写真のようにニーアウト・トウーインと呼ばれる状態です。
これは写真のように膝が外を向き、つま先が内側を向いた状態で膝に捻れの力がかかります。
このような膝が外に逃げるようなフォームになると大腿筋膜張筋に大きな負担がかかります。
このニーアウト・トウーインでの歩行やランニングでは次のような痛みを起こします。
- ランナー膝(腸脛靭帯)
- 膝内側関節炎
- 足関節内反捻挫など
ニーアウト・トウーインのテーピング
キネシオタイプの伸縮性のテーピングを貼ります。
橋本接骨院ではGONTEXマルチカラーテーピングを使用しています。
販売もしていますので受付にて気軽にお問い合わせください。
このテーピングは座って膝を軽く曲げた姿勢で貼ります。
痛みがあるときは写真のようにランナー膝の基本のテーピングにプラスして貼りましょう。
テープはごく弱くしか引っ張りません。たるまない程度の引っ張り具合でいいでしょう。
膝を内へ向けるテーピング
膝の下の外側の骨の出っ張りの下からお皿の下を通り、裏側へ。
膝の表に螺旋に周り、お皿の上を通り膝の内側の上方で終わります。
完成したテーピングを後ろから見たところです。
つま先を外に向けるテーピング
トウーインを起こしている足首はアンダープロネーション(回外足)を起こしています。
左足です。写真のように外くるぶしが外側に傾いた状態です。
テーピングは足の甲小指側から螺旋に甲を通り、足の裏をまわり、足首の中央を通過しアキレス腱を横切り、下腿の正面まで少し引っ張りながら貼ります。
ニーイン・トウーアウト(X脚)
X脚になるとニーイン・トウーアウトと呼ばれるように、立った姿勢で体重が乗った側の膝が内に曲がり、つま先が外を向きます。
この状態で膝はニーアウト・トウーインとは逆の方向に捻じれ、いろんな悪影響があります。
- 鵞足炎
- 外側膝関節炎
- シンスプリント
- 足底腱膜炎
- 外反母趾など
膝を外へ向けるテーピング
膝の下10㎝のところ、内側から膝のお皿下を通り膝の外側から裏を通過し、表に回り、お皿の上、そして外側へ向かいます。
完成したテーピングを後ろから見たところです。
つま先を内に向けるテーピング
トウーアウトを起こしている足首はオーバープロネーション(回内足)を起こしています。
左足です。写真のように内くるぶしが内側に傾いた状態です。
テーピングは足の甲親指側から螺旋に貼ります。足の甲から足の裏、内側を通り、足首の中央を通過し、アキレス腱を通過して下腿の中央正面まで少し引っ張りながら貼ります。
捻れについて
ニーアウト・トウーイン(O脚)にランナー膝は多いですが、ニーイン・トウーアウト(X脚)でもランナー膝になる方もあります。
これは膝の傾きが過度に大腿筋膜張筋の緊張を起こしているためです。
ランナー膝になったらまず、膝と足首がどのように捻れているか足先の向き、膝の傾きをチェックして、捻れを解消するようにテーピングを貼りましょう。
X脚「ニーイン・トウーアウト」、O脚「ニーアウト・トウーイン」は膝だけでなく足先から骨盤・腰などにも捻れを伴います。
症状が出ているところだけでなく、体全体の状態を視ることが大切です。
マラソン前のメンテナンス、走った後の疲労回復、ランニングでの痛みなどお気軽にご相談ください。
橋本接骨院はランナーの皆様を応援致します。
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