何度も繰り返す足首捻挫へのテーピング
足首で捻挫を起こした時、損傷した捻挫はテーピングや包帯固定などで修復されるまで固定をします。
しかし、固定中にも関わらず、使い過ぎたり、固定を外してしまったりして靭帯の損傷が完全に回復していない。
また、靭帯の損傷は回復したけれど、リハビリや回復のためのトレーニングをしていないと関節周囲の筋肉の力が低下してしまいます。
これらの原因で何度も足首の同じところを捻挫を繰り返す。
これが「捻挫が癖になる」ということです。
足首関節周囲の筋肉のトレーニングをしっかりしながら、テーピングで足首を補強して使いながら回復させていきましょう!
今回は腓骨筋と後脛骨筋を補強して足首を安定させるテーピングを紹介します。
そのほかのテーピングはこちらから
腓骨筋と後脛骨筋
今回のテーピングで補強するのは腓骨筋と後脛骨筋です。
腓骨筋は長腓骨筋と短腓骨筋からなります。
足の外側の中足骨から外くるぶしの後ろを通過し、下腿の外側を支えています。
後脛骨筋は内くるぶしの前方から始まり、内くるぶしの少し上のところで、ふくらはぎの筋肉の一番底に潜り込みます。
足首の内側を支えながら、土踏まずを持ち上げる大切な筋肉ですよ。
テーピングを貼りましょう
伸縮性の5㎝幅のテーピングを使用します。橋本接骨院ではGONTEXマルチカラーテーピングを使用しています。
角を丸めておくと長持ちしますよ!
このテーピングは2〜3日貼りっぱなしにします。
お風呂等で濡れても大丈夫です。濡れた後はタオルで押し当てて乾かして下さい。
皮膚に合わない場合や痛みが強くなる場合は剝がして、ご相談ください。
①腓骨筋テープ
写真のように足首を上に曲げた状態でテープを貼ります。
外くるぶしの前下方から貼り始めます。
引っ張らないで、外くるぶしの下から後方へカーブさせながら貼ります。
親指でテープを押さえながらシワにならないように貼りましょう。
下腿の外側に貼ります。
ちょうど腓骨筋を覆うように貼って下さい。
②後脛骨筋テープ
足の内くるぶしの前下方、から内くるぶしの後ろをカーブしながら貼る。
この時、テープを引っ張らずに皮膚に乗せるように貼ります。
内くるぶしから足の内側、骨の際に沿って膝の内側に向けて貼る。
テープの縦半分ぐらいが骨の際に来るように位置を調整します。
膝の内側まで貼ります。
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足の違和感だけであったり、痛みがあまりない場合、マラソンなどでの足の安定を高める。このような場合は①腓骨筋テープと②後脛骨筋テープだけで様子を見て下さい。
不安感が強かったり、痛みがある場合は以下のテープを加えて下さい。[/char]
③安定を高めるテープ1
足の親指と人差し指の間から外側へ螺旋にテープを貼ります。
ほんの少し引っ張る程度の強さで貼って下さいね。
足裏から足関節の中央、そしてふくらはぎへと貼ります。
④安定性を高めるテープ2
足の薬指と小指の間から内側から先のオレンジ色のテープとは逆方向に螺旋に貼ります。
少し引っ張りながら足首の中央で交差させます。
完成です。
最後に
捻挫を繰り返しやすい方、足首が不安な方はぜひテーピングを貼って使ってみて下さい。
それでも痛みや不安がある場合はご相談ください。
今回のテーピングは多少引っ張りながら貼りますが、最初は緩めで貼りましょう。
きつく引っ張りすぎると浮腫んだり、痛みが強くなります。
捻挫は接骨院・整骨院の得意分野です。
マラソン前のメンテナンス、走った後の疲労回復、ランニングでの痛みなどお気軽にご相談ください。
橋本接骨院はランナーの皆様を応援致します。
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