運動器症候群(ロコモティブシンドローム)の予防
ロコモティブシンドロームは放っておけば要支援・介護の状態になる可能性のある、変わりうるけれども慢性的、永続的な運動器の機能障害の意味です。
つまり、骨や関節、そして筋肉などの運動器が衰えが機能障害の原因となります。
日本人の平均寿命は伸びて元気なお年寄りが多くなってきましたが、それでも加齢による骨・関節・筋肉の機能は低下していきます。
いつまでも身体を大切に使い続けるためには定期的な運動器のメンテナンスと筋肉をつけることです。
筋力は40歳を過ぎると量も力も衰え始めます。
75歳では20歳の筋肉の半分になります。
筋肉が減少すると関節への負担が大きくなると同時に関節軟骨がすり減ってきます。
そうなると足腰の痛みが出現しやすくなり、外出も控えるようになり、日常生活に支障をきたしやすくなるので、悪循環を防ぐことが必要です。
誰もが年齢を重ねると衰える運動器。
このロコモティブシンドロームを防ぎ、機能的な身体を維持していくには、ランニング、筋トレ、スポーツ、弱点を補うべきトレーニング・・・
でもその前に省いてはいけないことは基本の歩行をしっかりとすることです。
基本の歩行
毎日ランニングをしているから歩行は意識しなくても大丈夫!
そんなことはないです。
ランニングと歩行は足の接地、姿勢など全く違うし、それぞれに必要な筋力や身体の使い方は明らかに異なります。
基本的な歩行を再確認することで日常生活の活動レベルは上がります。
歩行は人間の活動の基本です。
普段から自分の歩き方を意識しておくことは大切ですよ!
正しい歩行
歩くときは大股で、背中を伸ばしてしっかりと歩きましょう。
頭をぐらつかせず骨盤の真上にくるようにして下さい。
踏み出した脚の膝は曲げずに、後ろの脚はしっかりと地面を蹴るように意識しましょう。
歩行の場合、足の着地は踵から。
踵で荷重を受け、小指の付け根で踏み込み、親指の付け根へ重心は移り、親指で蹴り出します。
悪い歩行
骨盤が後方へ傾き、背中が丸くなっています。
こうなると脚が前に出しにくくなり、大腿四頭筋が収縮して硬くなります。
着地の時に膝が曲がり、歩幅が狭くなります。
これでは太ももの筋肉が使えていません!
ロコモティブシンドロームを疑う兆候
家族、身近な方でこんな方はいませんか?
・布団の上げ下ろし、重いものを持ち上げにくい
・片脚立ちで靴下をはけない
・買い物袋を下げるのが困難
・何もないところでつまづく
・階段を上がる時に手すりは必要
・20分歩けない
・信号を渡りきれない
[char no=”4″ char=”りかこちゃん”]ロコモチェックで当てはまることが多い方は運動不足や筋力の低下ですよ!悪化させると移動やバランス保持が困難になり、歩く量も減ります。
そうならないためにも正しい歩行を意識して歩く習慣を身につけて下さい。
寝込まない、寝たきりにさせないためにも頑張りましょう![/char]
ロコモ対策、歩行チェック、運動器のメンテナンスは橋本接骨院へ!
マラソン前のメンテナンス、走った後の疲労回復、ランニングでの痛みなどお気軽にご相談ください。
橋本接骨院はランナーの皆様を応援致します。
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