テニス肘のテーピング

テニス肘にお悩みの方は多いですよね。
テニスで痛くなった場合よりも仕事や家事での使い痛みから発症される方が多いのも特徴です。
今回は、テニス肘・上腕骨外側上顆炎でお悩みの方のために、ご自身でできる3種類のテーピング方法を紹介します。
使用するテーピングはGONTEXマルチカラーテーピング。キネシオタイプの伸縮するテーピングなら市販のものでも構いません。
YouTube動画はこちらから→テニス肘になった時試したい3つのテーピング法
テーピング① 前腕の筋肉を安定させるテーピング法

テニス、バドミントンなどのスポーツの時におすすめします。
使用するのは30センチ2本、25センチ2本用意します。
肘を90度に曲げ、腕を垂直にして手首を真っ直ぐにします。

手首の親指側から肘の外側にむけて30センチのテーピングを軽く引っ張りながら貼ります。
テーピングの端2センチはかぶれを防ぐために緩めにしておきましょう。

次に手首の外側から肘の内側に向けて30センチのテーピングを貼ります。

次に肘を軽く曲げた姿勢で、前腕の一番太い部分を25センチテーピングで引っ張りながら巻き付けます。

手首にも同様に巻き付けましょう。
テーピング② 前腕伸筋を補強するテーピング法
手を仕事などで酷使する方はこの方法で貼りましょう。

使用するのは40センチ2本、30センチ2本

30センチテープを親指の付け根から肘まで引っ張りながら貼り、端だけ緩めに貼りましょう。

次に手の甲側を上に向け手首を下に垂らします。手の甲から肘の外側まで端以外は引っ張りながら貼ります。

40センチテープを前腕内側から外に向けてらせんに巻き上げます。
さらに反対方向に前腕外側からうちに向けてらせんに巻きます。
らせんに巻いたテープの2つ目の交点が前腕の最も太いところの外側で交差するように貼りましょう。
テーピング③ 短橈側手根伸筋を圧迫します
腕を伸ばして痛い時にこの貼り方にしてください。

使用するのは40センチ2本、30センチ2本

肘を90度に曲げ、腕を垂直にして手首を真っ直ぐにします。
手首の親指側から肘の外側にむけて30センチのテーピングを軽く引っ張りながら貼ります。
テーピングの端2センチはかぶれを防ぐために緩めにしておきましょう。

次に手首の外側から肘の内側に向けて30センチのテーピングを貼ります。

肘を軽く曲げた状態にして、40センチのテープ前腕の筋肉の太いところを腕の内から外に向けてらせんに幅を少し重ねて貼ります。少し筋肉に圧がかかるように引っ張りながら貼りましょう。
次に反対方向にもらせんに重ねながら貼ります。

らせんに巻いたテープの交点が前腕の最も太いところの外側で交差するように貼りましょう。
最後に
テニス肘は物を繰り返し強く握る。そうすると手首を反らす筋肉が繰り返し収縮し、骨に付着している部分が炎症を起こす。
そのためにテニス肘はおこるのです。
いったんテニス肘になると慢性化しやすく、治りにくくなります。
肘への負担を減らす生活をしていく必要があり、そのためにもテーピング等で患部に無理がかからないようにすることは大切です。
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