指の付け根がスムーズに動かない、引っかかる。
ひどくなると指を曲げれない、伸ばせない、伸ばす時にバチッと弾ける。
これは繰り返された腱と腱鞘の摩擦で組織が太くなったり、腱鞘の中が狭くなっているためです。
無理に動かすと強い痛みが出ます。
どちらもひどくなると治りにくいばかりか、手術の適応になります。
腱鞘炎は初期段階のうちにテーピング、ストレッチなどのケアをすれば改善も早いです。
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指が曲がらない!ばね指のストレッチ
ばね指のストレッチ
両腕ストレッチ
両手の指を組み、手のひらを上にして伸ばします。20秒間キープしましょう。
前腕屈筋ストレッチ
イスなどに手のひらをつけ、指先を自分の方に向けます。
置いた手に体重をかけ前腕の筋肉を伸ばしていきます。
手の位置、角度を調整して心地よいところで20秒間キープしましょう。
反対側も同様に行います。
親指の伸展
親指と人差指で反対の親指をつまみ、他の指で握り込みます。
親指を伸ばしたまま根本から反らし20秒間キープします。
反対の親指も同様に行います。
親指の屈曲
反対の手で親指をつかみ、指を伸ばしたまま曲げ、20秒間キープします。
反対の親指も同様に行います。
強く曲げすぎないで心地よいところでキープしましょう。
親指を曲げて屈曲
親指の先を反対の手でつかみ、指先を手のひらに沿わせながら関節を曲げていき、止まるところで20秒間キープしましょう。
反対側も同様におこないましょう。
指の伸展
手のひらを前に向け、反対の親指と人差指で指をつかみ、指を伸ばしたままゆっくりと反らし、10秒間キープします。
第2指から5指まで、左右行いましょう。
指に力を入れる
親指がばね指の場合
親指を伸ばしたまま指の付け根を45度の角度の角度に曲げ、反対側の指で動かないように押さえます。
それに対抗するように力を込めます。
曲げようとする力と押さえる力を拮抗させたまま5秒間維持します。
5回繰り返して下さい。
この運動は痛い指だけで結構です。
薬指の場合
中指や薬指がばね指の場合はその指を同様に45度の角度で力を込めて5秒間拮抗させましょう。
5回繰り返して下さい。
最後に
どの指もばね指になる可能性があります。その原因の多くは、手の使いすぎで起こります。しかし、妊娠中や産後・更年期の女性に多く見られることからホルモンも関係していると言えます。
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