ヒトの筋肉はその筋肉の力では伸ばす能力はありません。そのため使い続けると徐々に筋肉は傷み、硬くなっていきます。
これを放置すると硬い体のままになります。そのため、適度な力を加えて筋肉を伸ばしてやる必要があります。
上半身の中でも大切になってくるのは肩甲骨の柔軟性です。肩甲骨は筋肉によって支えられている大きな骨で、周囲の筋肉が硬くなると動きは極端に悪くなります。
また肩甲骨が機能しないと腕も動かしにくくなり、疲れやすい身体になります。
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肩甲骨〜柔軟性を保つための上半身ストレッチ〜
僧帽筋ストレッチ
つま先を外に向けて、両脚を大きく開きます。
膝を直角に曲げ、腰を落としたら、片方の肩を内側に入れます。この姿勢のまま5秒間キープしましょう。
次に反対の肩も同様に行います。この一連の動きを1セットとして3セット行います。
前鋸筋・菱形筋ストレッチ
両膝を立てて座り、両手を後方に置きます。胸を内側に押し込むように肩を丸め、背中も丸くします。
次に胸を張り、背中を伸ばします。
この一連の動きを10回繰り返しましょう。
大胸筋ストレッチ
立位で脚を肩幅に開き、手のひらを上に向けて腰の横に添えます。
両腕をまっすぐ横に広げ、胸を張り5秒間キープします。
両腕を水平に前方に動かし、胸の前で交差させ、再び最初に位置に戻します。
この一連の動きを3回繰り返します。
腹斜筋ストレッチ
横向きに寝転がり、膝を曲げて両手を合わせて前方に伸ばします。
上側の腕を天井に向けて伸ばし、次に後方に倒していきます。
この時、視線も手先の方へ一緒に移動させ、上半身もひねりましょう。
後方に伸ばしたまま5秒間キープした後、最初に位置に戻します。この一連の動きを3回繰り返しましょう。
最後に
肩甲骨から腰にかけて、適度に柔軟性がある方がランの時、安定感は高まり、股関節の連動性は良くなります。つまり左右のブレが少なくなり、故障のリスクは少なくなりますよ。
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