これからランニングを始める方、運動不足を解消するために走ってみようかな、ダイエットに有酸素運動にはしってみよう。走り始める理由は様々ですよね。
でもなにか運動を始めるのに、始めやすいのはランニングでしょう。
ランニングシューズさえあれば、特別な道具やウェアもいらないし、だれでも気軽に走れます。これまで走ったことがないという人はまずいないし、走り方を教わりながら走る方もいないでしょう。
しかし、だれでも気軽に、教わることなく走れるというところに落とし穴があります。つまり、これからランニングを習慣づけようとする方ほど間違った姿勢で走ることになりやすいです。
人間の身体は絶えず重力をうけています。長い時間になるほど重力の影響を受けて体はラクな姿勢をとろうとします。つまり、背中は丸くなり、猫背の姿勢になり、腹筋も働きにくくなります。そうなると脚が前に出にくくなり、膝も曲がらないので、体に推進力がかからず、地面からの衝撃をまともに受けてしまいます。
ランニングを習慣にするため、「最初は何も考えずにとにかく走れ!」「まずは走ることから始めろ!」などということをよく聞きますが、ケガや故障に悩まないためにも、初心者ほど姿勢を意識して走ってください。
まずは正しい姿勢、これはランニングフォームでなく、日常での正しい姿勢を習慣づけておかないと、走り出してつかれてくるとたちまちフォームが崩れることになります。
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ランニング初心者はラクな姿勢で走ってはいけない
正しい姿勢
肩甲骨を寄せる
最初にしておきたいことは立ち姿のチェック!肩甲骨を意識して寄せましょう。こうすると自然と胸を張った姿勢になります。足は肩幅に開き、首は天井から吊られていると意識してください。重心はほんの少し前に傾けましょう。
これが猫背だと重心は後ろに傾くので前に進みにくくなります。
骨盤を立てる
骨盤をまっすぐになるようにリセットすることを覚えましょう。
おへその下とお尻の上、どちらも同じ高さで両手で押さえ、お腹は手のひら、お尻は手の甲で、はさみこんで上にグッと上げます。
前に進む
背伸びから進む
両手の指を組み、天井に手のひらを向けてかかとを上げて背伸びをします。
そのまま両手を前に下ろしながら一歩前に脚を出して進みます。脚が自然と前に出やすくなります。
腕をコンパクトに振る
左右の肩甲骨を引き寄せて、腹筋と背筋を意識しながら、わきを締めて小刻みに腕を振ってみましょう。この時、肘を90度に曲げ、肘を後ろに引く感覚でおこないましょう。そして肩甲骨の動きも感じながら行いましょう。
最後に
正しい姿勢で走っていても、体が疲れてくるとランニングフォームを正しく維持するのが難しくなります。フォームの崩れに気づいたときや、疲れを感じた時に今回の方法で姿勢をリセットしてみましょう。走っていても一旦、脚を止めて行いましょう。だらだらと崩れたままで走ることはせず、ランニング中でもこまめにフォームを修正してくださいね!
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