最初に言っておきます。大胸筋を鍛えてもバストは大きくなりません。
「バストアップするには大胸筋をトレーニングしましょう!」よく言われています。しかし、筋トレをいくらやってもバストそのものは大きくなりません。女性のバストの中身は大部分が脂肪で、一部が乳腺です。筋肉はその中には入っていません。いくらトレーニングをしてもバストの脂肪は増えません。
しかし、バストを盛り上げることは可能です。しかも大胸筋上部のみを鍛えるとバストの位置が上がり、大きく見えることになります。はい、バストのサイズが大きくなるのではなく、その下の筋肉を厚くすることでバストの位置が少し上がります。つまり、大胸筋上部を鍛えるとバストそのものは大きくならないけれど、ハリのある胸、美しく見えるバストになります。
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【筋トレ女子】大胸筋上部~美しいバストへ
ワイド・プッシュアップ
胸の筋肉、特に大胸筋を鍛えるには腕立て伏せですね。プッシュアップとも言います。通常の腕立て伏せは大胸筋、上腕三頭筋、腹筋など広い範囲に効果がありますが、両手を置く位置を広げることで大胸筋の上部に効きやすくなります。
両手を肩幅の1.5倍に広げ手をつきます。つま先を立てて膝を床につけておきましょう。手の位置は「デコルテ」の横に置きます。この位置が大胸筋の上部に効く位置です。手を肩幅より大きく広げると負荷が大きくなります。筋力の少ない女子は膝をついていないと少々キツすぎるので、筋力がある方以外は膝をついてオッケーです。
お腹に力を入れて、肩甲骨同士を寄せるように、ゆっくりと深く上体を沈めましょう。胸が床に触れそうなぐらい深く沈めましょう。深く沈めた後は腕を伸ばして最初の姿勢に戻します。この戻すときはゆっくり戻さなくても構いません。
10回繰り返したらインターバルの休憩を1分間はさんで2セット行いましょう。
ワイド・プッシュアップの注意点
浅く沈めない
浅く行うと腕ばかりでトレーニングすることになり胸に効きません。しっかりと深く沈めて肩甲骨を寄せるのを意識しましょう。
速く動かさない
上体を沈める時、素早く行うと大胸筋が働かないうちに次の動作になってしまいます。フォームを意識しながらゆっくりと沈めましょう。ただし、起こすときは速くても遅くても効果に差はないのでやりやすい方で動かしてください。
四つ這いにならない
四つ這いでスタートポジションをとると、腰が反ってしまい、腰を痛める原因になるので、膝をつく位置はお尻より後ろになるようにしましょう。
最後に
上手くできない方はベンチやローテーブルなどに両手をついて、体を斜めにしてやってみましょう。このときは膝をつかずに頭からかかとまで一直線で動かしてみましょう。
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