呼吸運動に欠かせない横隔膜は呼吸をするために必要となる筋肉です。横隔膜が固く、呼吸が浅くなると体の隅々まで栄養が行き届きません。横隔膜の動きが固くなる原因には、姿勢の悪さや生活習慣、さらにはストレスも関係してきます。つまり、イライラや不安があると呼吸が浅くなり、循環を悪化させ、様々な支障をきたす恐れもあります。
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横隔膜ストレッチ〜深い呼吸へ〜
横隔膜の引き上げストレッチ
イスの前で両脚をそろえて膝をつき、両手を後方に回し、両手をイスの座面に置き、つま先を立てます。
膝を立てて上体を大きく反らして腰を前方に引き出しましょう。横隔膜を引き上げるイメージで胸を引き上げましょう。
10回繰り返します。これを2セット行いましょう。
骨盤のストレッチ
脚を腰幅に開き、つま先を内側に向けます。
両手を腰の後ろで組んで、胸を高く引き上げながら、お尻を後ろに突き出して上体を反らせます。骨盤が前傾するのを意識して下さい。
10回繰り返します。これを2セット行いましょう。
胸を開くストレッチ
イスに座り、胸の前で手を組みます。組んだ手を前に伸ばしながら、おへそを見るように背中を丸め、息をゆっくりと吐き出します。
次に、息を吸いながら肘を引いて胸を開きます。上半身を反らせないようにしましょう。
10回繰り返します。2セット行いましょう。
胸の側壁のストレッチ
イスに座って右手を左足の太ももの上に置きます。その状態から左手をまっすぐ上に伸ばして反対側に倒しましょう。胸の側面が良く伸びるようにして、背中が丸まらないように注意しましょう。
これは10秒キープします。反対側も同様に繰り返し、2セット行いましょう。
最後に
横隔膜の働きが弱ると下方にさがり、腸も押さえつけられます。胃腸の働きが悪い時は横隔膜の動きの悪さも関係するので、横隔膜ストレッチで胃腸の働きも整えられます。
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