スロトレ(スロートレーニング)とは
最近よく聞く「スロトレ」。スロトレとはその名の通りスロートレーニングという筋トレの一つの方法です。要するに腕立て伏せでもダンベルでもゆっくりとした動作で負荷をかける方法です。
例えば重たいダンベルを持ち上げる。このような動きを何も意識せずに行おうとすると、力を込めた瞬間に素早く筋肉を収縮させ、全身の筋肉にも力が入り、筋肉の反動を利用しつつ力を込めることになります。筋肉の種類には速筋、中間筋、遅筋の3種類がありますが、素早く力が入ってしまうと速筋だけ鍛えて、他の中間筋、遅筋のトレーニングが不十分ということになります。
スロートレーニングでダンベルを持つとします。ゆっくりと力を込めると最初に 遅筋から力が入り、次に中間筋、そして速筋でパワーを出すことになるのですべての筋肉をバランスよく鍛えられます。
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スロトレをするメリット
軽いダンベルで出来る
筋肉をつけるには1回で全力で動かせる重さの8割の重さで10回動かすのがセオリーですが、きついですよね!これがスロトレなら軽い重さで行っても大丈夫です。なぜならそのぶんゆっくり動かすことで同等以上の負荷をかけるからです。
ケガをしにくい
軽い重さで負荷をかけることは、ケガのリスクを減らします。重いダンベルを持った状態で姿勢を崩してしまうと一か所に力が集中してしまい、ケガをしたり、関節を痛める原因になります。また、反動を利用しないので急激な筋肉の収縮が起こりにくく、安全にトレーニングできます。
特別な道具をそろえる必要がない
軽めのダンベルだけで出来るし、ダンベルがなくても自分の体重だけでも手軽にできます。
スロトレのデメリット
スロトレは軽いダンベルで重たいダンベルと同様の効果を出す。これは簡単なことではありません。
ゆっくりとした動作で確実にじっくり負荷をかけなければいけません。
スロトレを手っ取り早くするには空気イス。やったことのある方も多いでしょう。長い時間じわじわ効いてきて、脚はプルプル。かなりきついです。でもダンベルを使わずに大きな負荷をかけています。
腕立て伏せでも、じわじわ腕を曲げていくととても苦しいです。こんな感じでスロトレは行います。
要するにスロトレは決して楽なトレーニングではないです。なので継続して行うには強い意志が必要です。そしてゆっくりと集中して行うことが大切です。
まずは欲張らずに一つだけやってみましょう。
スロトレでスクワット
胸の前で軽めのダンベルを持ちましょう。今回は2キロのもので行います。
お尻を後ろに引きながら4秒かけて膝が直角になるまで腰を落とします。動きを止めないで同じく4秒かけて戻していきます。
10回を2セット行いましょう。
最後に
筋トレは高い負荷をかけるほど効果が高いと言われてきましたが、スロトレでは軽い負荷でも筋肉を太くできます。でもこれはラクチンに出来るというわけではなく、ゆっくりとした動きで追い込んでいくトレーニングです。効果はとても高いのでここぞという箇所にはスロトレを取り入れてトレーニングしていきましょう。
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