ミニバランスボールを膝の間に挟む。
これは太ももの内側、内転筋群を鍛えるトレーニングです。
頭を抱えて上体を起こす。
これは腹筋を鍛える運動です。
それぞれ別々の筋肉で、直接は繋がってはいません。
なぜ、個別にではなく同時に内転筋と腹筋をトレーニングするのか?
実は別々の筋肉である長内転筋と腹直筋は筋膜で連結されています。
このようなつながりをキネティックチェーンと言います。
キネティックチェーンとは運動連鎖とも呼ばれます。動作は一つの筋の働きだけで起こっているのではなく、たくさんの筋肉が連動して働くことによって起こっています。
そして、全ての筋肉は膜である筋膜によって繋がっています。
中でもこの長内転筋と腹直筋は同時に力を込めるとより大きな力が出せます。
そして、一方が緊張した状態だともう一方に力が伝わりやすく、個別でトレーニングするより効果が高いです。
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