YouTubeチャンネルはこちら

筋肉・関節の痛みを解消します

YouTube
Instagram
コラム

肩こりの原因

肩こり

YouTube動画はこちらから

肩こり

日本人の体の不調を感じる自覚症状の上位ランキングは、男性が「①腰痛、②肩こり、③せきやたん」、女性は「①肩こり、②腰痛、③手足の関節の痛み」となっています。
つまり、多くの人が肩こりを意識しているということです。私たちは普段意識していませんが、頭の重さは約6キロあります。この6キロという重さは2ℓのペットボトルを3本買い物袋に入れて持ってみて下さい。相当重たいでしょ!
こんな重たいものを細い首で支えているわけです。
女性のきゃしゃな首や肩ではさらにつらくなりますよね。

肩こりの原因

首と肩の周辺には、さまざまな筋肉があります。これらは重い頭だけでなく、腕も支えています。つまり、立っているだけで、首や肩の筋肉は緊張し続けています。とくに中年以降は骨や筋肉が弱くなるので注意しましょう。たかが肩こりと思っていると、こりが痛みに変わり、何をするにもつらいといった状態になりかねません。
誰もが肩こりを起こしやすい体の構造をしているわけですが、特に原因になりやすいのが「姿勢」「目の疲れ」「運動不足」「自律神経の乱れ」です。

①姿勢

パソコン

パソコンやスマホの操作、読書、手仕事などをするとき、多くの方は首を少し前に突き出す姿勢になっています。また、両肩を少し前にすぼめる姿勢にもなりがちです。こうした姿勢を続けていると、首から肩の筋肉に緊張性の疲労が生じ、血流が悪くなり、肩こりを起こしやすくなります。

一直線

肩こりの改善には姿勢を正すことが大切です。鏡で立った姿勢をチェックしてみましょう。耳、肩の先端、お尻の横で大腿骨の骨、膝、外くるぶしが一直線になるように姿勢を整えましょう。

座っている仕事の多い方は、首をゆっくり後ろに反らせてみてください。このとき首や肩に違和感やツッパリ感があれば、すでに肩がこっています。首や肩をゆっくり回して筋肉の緊張をほぐしましょう。また、1時間に一度は立ち上がったり、手をブルブルと振ったり、軽い膝や腰の屈伸をするなどの方法で体を動かしてみましょう。

②目の疲れ

目の疲れ

最近は、スマホの長時間使用による肩こりが増えています。細かい文字などを見続けると、ピントを合わせるため目やその周囲の筋肉が緊張し、それと同時に視点を合わせるため、ブレを防ぐように首や肩も緊張します。パソコンやスマホは本などと違い、光源を見つめているので目が常に緊張を強いられ、まばたきの回数が減ります。ドライアイから眼精疲労になり、それも肩こりの原因ともなります

ときどき目を休ませることが大切です。1~2分間は目を閉じて休ませてください。そのとき、指先でこめかみのあたりを、優しくなでるように円を描きながらマッサージするとより効果的です。仕事中などで目を閉じることができない場合は、15分に一度はパソコンから視線を外し、遠くを眺めるだけでも目の緊張がほぐれます。

③運動不足

ウォーキング

人間の体は動かすと筋肉が血管を刺激してポンプのような働きをします。このポンプの働きで全身に新鮮な血液が循環していきます。しかし、運動不足の状態になると血流が滞り、緊張している筋肉に老廃物が溜まりやすくなります。それを改善するのに有効な方法が、適度な運動です。

また、日頃から運動をしないと筋肉が衰えて頭を支えたり、腕を支える肩への負担が大きくなります。そうなると体の姿勢を維持する筋力も衰えるため、肩こりが起こりやすくなります。

肩こりの予防を目的とする場合、筋肉をつけるよりも、筋肉を長く動かすことが大切です。ハードなトレーニングよりも、軽めの運動がお勧めです。肩周辺の血行不良の部分を血行が良い状態にするには有酸素運動が最も効果的と言われています。つまりウォーキング です。 もし歩くことによって肩こりの改善を目指すのであれば、15分~20分程度の短い時間の歩行を継続的に行えば少しずつ改善されます。

④自律神経の乱れ

自律神経

循環、呼吸、消化、体温調節、内分泌機能や代謝など身体の機能をコントロールする自律神経には、興奮状態に働く交感神経と、休息状態に働く副交感神経神経があります。このバランスが乱れると身体にさまざまな不調をきたします。その一つが肩こりです。交感神経が優位になって血管や神経が緊張状態になり、血流がギュッと締まって縮まることで筋が固まって肩こりが起こります。特に精神的なストレスがかかると脳が興奮状態になり、交感神経が強く働くため自然と体全体に力が入ってしまうのです。そのため、筋肉も過度に緊張状態となり、肩や首にギュッと力が入った状態が続きます。特に多いのが首周囲のこりです。僧帽筋という筋肉で頭を支えているため、僧帽筋近辺がこりやすくなります。ひどくなると後頭部が痛くなり、頭痛の原因になります。

特に更年期や日々ストレスがかかる状態になると交感神経と副交感神経の働きのメリハリがなくなるので意識して休息をとったり、体操など体を動かすことを増やしていきましょう。

その他の原因

一般に、低血圧の方に多くみられる症状に、手足の冷え、立ちくらみ、肩こり、疲労感などが知られています。そこに共通しているのは、血流があまりよくないために起こるという点です。また、高血圧が原因で肩こりとなることもあります。血圧が高く交感神経が優位になっていると血管が収縮し血行不良となり肩こりをきたすと考えられます。
加齢などが原因で動脈硬化を起こすと、血管が狭くなって血流障害が生じ、血圧も高くなります。また、ストレスを受けたときにも、交感神経の働きなどで血管が狭まり、血圧が上昇するので、ストレスが慢性化すると、高血圧を引き起こしやすいことが知られています。
肩こりイコール高血圧、低血圧とはいえませんが、急に肩こりに悩まされるようになった、肩こりの波が激しいという症状を感じたら、血圧測定をしてみましょう。自分の血圧を知っておくことは大切です。

他にも肩こりをおこす病気として、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどがあります。手や腕にしびれのある方は注意してください。そして狭心症や心筋梗塞も肩こりや背中の痛みを引き起こすこともあります。

橋本治彦

橋本治彦

痛みとケア、首・肩・腰・膝のことならおまかせください 関節・筋肉のスペシャリストとして機能の回復のための施術をいたします辛い痛みから解放されたい、いつまでも元気に歩きたい、一日も早く回復したい 患者様のお気持ちや要望は様々です。 ご希望や辛いこと、痛みなどの不安をどうぞ遠慮なく申して下さい 前向きに解消できるように、その悩みに対して効果的な施術を行っております。 皆さまの健康維持のお手伝いをいたします

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

PAGE TOP