寒い日が続きますね。手や足先が冷たくなっていませんか?
人間の体は寒いと感じると体内の熱を外に逃がさないようにするため末梢血管が収縮します。この過度な収縮により、血行が悪くなります。そうなると体内の熱を末梢までうまく運べず、手足に冷えを感じるようになります。
つまり冷えやすい人は体の熱を隅々まで運べないのが原因です。
では体の熱はどうやって作られるのでしょう?
人間は体温を36〜37度に保つことで生命を維持しています。この熱は筋肉でエネルギーを消費することで作られます。冬は外気温が低いため基礎代謝を増やし、エネルギーを多く消費させることが体の熱をつくる上で大切です。
体の芯から温かくするには筋肉の働きを活発にさせる、そして筋肉によって発生した熱を全身に届けるために血行を良くすることが「冷え」から体を守るコツです。
そこでおすすめの運動はウォーキングです。ウォーキングを続けると血行を促し、筋肉量をしっかりと維持できます。
でも、体に良いウォーキングでも気をつけてほしいことがあります。
それがウォーミングアップです。特に寒い時期は筋肉がしっかり温まっていないと関節や筋肉の柔軟性が足りずに、思うように体が動かなかったり、故障に繋がることもあります。
このウォーミングアップとしておすすめするのは動的ストレッチです。動的ストレッチとは、身体を動かして筋肉を刺激しながら関節の可動域を広げて柔軟性を高めるストレッチのことを言います。ラジオ体操などが動的ストレッチに当てはまります。
今回はウォーキング前におすすめの動的ストレッチを紹介します。
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レッグスイング
イスの横に立ち、片手をイスの背もたれに置きます。反対の脚をできるだけ前に振り上げます。この時足首は90度にキープします。
次に脚を下ろして、今度は後ろに上げていきます。この時足首は甲を伸ばすように意識しましょう。
テンポよく10回繰り返したら反対の脚も同様に動かします。2セット行いましょう。
ショルダーストレッチ
両足を横に大きく開き、つま先は外に向けておきます。
四股を踏むようにお尻を下に落として重心を下げましょう。手は両膝に添え背中を伸ばします。
片方の肩を下に入れるようにして体をねじります。次に上半身を中心に戻したら反対も同様に行います。
左右を1回として10回行い、それを2セット行います。
ニートゥーチェスト
片方の膝を両手で抱え胸に近づけます。背中が丸くならないように注意しながら、パッパッとテンポよく左右交互に行いましょう。
左右を1回として10回行い、それを2セット行います。
ニーサークル
両足をそろえて立った状態から、少し曲げ膝をつかみ、両ひざを回します。
10回回したら反対方向に回しましょう。
フォワードスキップ
腰の高さまで膝を上げ、もう一方の足はまっすぐな状態にします。この勢いを使って前に進み、着地したら足を切り替えます。腕も同時に振りながら前に進みます。
テンポよく心拍数が上がるまで続けてからウォーキングを始めましょう。
ではいってらっしゃい!
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