※2017年10月24日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2024年9月21日に再度公開しました。
明日あたりからようやく涼しくなるようですね。
急激な気温の変化で風邪などをひかないように注意してくださいね。ゴホゴホ咳き込んだりすると危険もあります。たかが咳、くしゃみでも気をつけないといけません。
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実は咳は怖いですよ!
こう書くと咳に関する病気かと思われるでしょうが、今回は腰痛の話です。
橋本接骨院に昨日と今日、それぞれぎっくり腰の患者さんが来られました。少し体を動かすだけでも辛そうです。今回のぎっくり腰の原因は「咳」と「くしゃみ」です。
昨日の患者さんは朝、顔を洗おうとかがんだ時に前日から続いている咳が出て、激しく咳き込んでしまいグキッとなりました。今日の患者さんは会議中、不意に出たくしゃみで腰がグキッとなりました。
たかが「咳」「くしゃみ」と思うでしょうが、当院に来られるぎっくり腰の患者さんで「咳」「くしゃみ」が原因の場合は意外と多いです。
「咳」の場合は何度も咳をすることによって衝撃が何度も腰に加わり、腰がかなり脆い状態になります。そんな時にちょっとした咳や姿勢の変化などで一気に腰に限界がきてぎっくり腰になってしまいます。
なぜ「咳」「くしゃみ」でぎっくり腰になるのか
「くしゃみ」の場合は前触れなくいきなり強い衝撃が腰に響いてぎっくり腰になります。「咳」「くしゃみ」どちらも腰にかかる衝撃はみなさんが思う以上に大きいです。
「くしゃみ」で200Kgの衝撃が体にかかると言われています。
「咳」の場合はかなり衝撃は弱いですが、繰り返すことによってダメージを蓄積していきます。
どちらの場合も体の中で胸郭とお腹との間にある横隔膜が激しく収縮し、腹圧が上がります。それと同時に腰の深いところの筋肉が瞬間的に縮み、体が前かがみになります。
この前かがみになった時に腹圧と筋肉の収縮で、腰の椎間板や椎間関節に圧力が加わります。そして次の瞬間、反作用として腰や背中の背面の筋肉が強く収縮します。この前かがみから後ろに反る動きが一瞬のうちに腰に起こります。これが「咳」「くしゃみ」がぎっくり腰を引き起こす原因です。
どうすれば腰を守れるのか・・・
それは「咳」「くしゃみ」の時に腰を動かさなければいいのです。
ものを掴む
一番簡単な方法は両手で安定したものをぎゅっと掴むことです。手すりでも、家具でも構いません。壁に手をつくのも効果的です。この時背中は真っ直ぐにしてくださいね!
物をギュッとつかんでいる時は全身の筋肉が緊張します。つまり衝撃に対する防御が瞬間的にとることができます。では、つかまるものがないときはどうすればいいのでしょうか?
横っ腹を押さえる
この時は腰の横、横っ腹を押さえましょう。腰の横の腹横筋を押さえることによって腰がぐっと安定します。
危険な姿勢
「咳」や「くしゃみ」をしそうな時は手で口を押さえている場合ではありませんよ!
背中も丸めてはいけませんよ!「咳」「くしゃみ」でのぎっくり腰は椎間板に圧力がかかっているのでヘルニアを起こすケースもよくあります。
また、たまに腰椎圧迫骨折、肋骨骨折を起こすことがあるので、本当に怖いですよ!
「咳」「くしゃみ」でぎっくり腰になった時は腰の関節を固定するのが早く治す方法です。
腰を痛めた時はすぐ橋本接骨院に来てくださいね!
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