息を吸うときは鼻から吸うほうが理にかなっています。
口と鼻の違い
口と鼻の違い、それは口は消化器、鼻は呼吸器と分類されます。
鼻は呼吸専門の器官で、鼻毛と鼻粘膜という大切なものがあります。
鼻毛はごく小さな異物を絡め取り、身体へ侵入しないようにします。これは空気中の細菌やアレルギー物質などの侵入を防ぐ免疫システムの最初の関門です。
そして鼻粘膜は鼻腔の中の湿度、温度を高め、侵入してくる異物が鼻毛に絡みやすく、そして鼻粘膜から分泌される粘液に吸着して鼻水として排出されます。
それに対して口は消化器官で、鼻のような空気に対しての免疫関門はありません。
なので口から大きく息を吸い込むと菌や異物、アレルギー物質などが空気と一緒に肺にまで入りかねません。
これからの季節、風邪やインフルエンザなどを予防するには鼻で呼吸するべきです。
また、異物の侵入以外にも鼻毛や鼻粘膜からの湿度のおかげで、直接に冷たい冷気を吸い込むことを防いでくれるので鼻呼吸は大切です。