鍼灸

お灸

自然治癒力を高めるお灸

お灸の働き

自然治癒力とは

東洋医学、特にお灸の効果として言われるのが「自然治癒力」この自然治癒力とは、私たちの身体が持つ自分の力で治そうとする働きを言います。これには「恒常性」「免疫力」「再生力」の3つの働きがあります。

1.恒常性

まず、身体の状態を一定に保つ働き。これを「恒常性」と言います。つまり、常に身体の環境を快適な一定した状態に維持する機構で、血圧や血糖値など一定の範囲に戻したり、胃の中の酸を一定のPHに保ったり、身体の働きに過剰なものや不足が生じれば正常の範囲に戻そうとします。

2.免疫力

「免疫力」とは病原菌などの侵入した異物を退治したり、変質した自己細胞を消す働きを言います。免疫は常に自分と自分以外を区別して、身体の中に入ってきた自分以外のものを異物として、攻撃して排除するすぐれたシステムです。それが過剰に反応してしまうのが花粉症などのアレルギーの状態です。

3.自己再生

「自己再生」は傷ついた細胞を再生したり、保護したりする働きです。つまり、身体に傷がついても小さなものであれば自然と再生していきます。筋肉痛などは組織的にみると微小な筋肉の傷です。このような傷であれば特に何もしなくても数日で回復し、痛みはなくなります。擦り傷や切り傷はいつの間にか「かさぶた」になり、それが落ちることには治っているはずです。

これらの3つの機能は人間が本来持っている力で、これらのどれかが働きにくくなった状態が病気です。
東洋医学の考え方は病気そのものを治すのではなく、身体の治そうとする力を最大限発揮させる、つまり自然治癒力を高めることに主眼が置かれています。

お灸の働き

お灸は「ツボ」と呼ばれる特定の部位に対し温熱刺激を与えることによって生理状態を変化させ、自然治癒力を高めると考えられています。鍼は同じツボを使用するけれど急性の痛みに特に効果が高いのに対し灸は慢性的な痛みや症状に使われることが多いです。古来から「養生のツボ」として知られる「合谷」「足三里」などは自然治癒力を高めるために、お灸のツボとして最適です。

合谷のツボ

合谷

足三里のツボ

足三里

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