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筋トレ

高齢者の転倒防止

中高年と筋肉

中高年になると体の悩みも増えてきます。体力が落ちた、体脂肪が増加している、歩くことや立ったままでいることがつらい、疲れがぬけない。これらは筋力の低下によるものかもしれません。
加齢とともに免疫細胞、脳細胞、髪の本数、歯の数などが減る一方なのに比べ、筋肉の構成単位である筋繊維の数は、基本的に生まれてから死ぬまで大きな変化はありません。

膝を曲げ伸ばしする大腿四頭筋は500万本の筋線維が束になった集合体です。筋肉量が落ちるというのは筋線維の数は変わらないけれどその一本一本が髪の毛よりもさらに細くなるということです。歳をとると筋力が落ちた、衰えたと感じます。その理由は、単純に一日の運動量が減っているからです。使わないと筋繊維はどんどん細くなり、代わりに脂肪もつきやすくなります。

中高年でも、繰り返しトレーニングを続ければ、低下した筋力は向上します。年をとることと老化は別のものです。筋力を高めるためにトレーニングは必須です。無理せず、ゆっくりとした動きを心がけ、鍛えたい筋肉を意識して行うことで効果が高まります。

高齢者の事故は「ころぶ」が最多

高齢者の事故による救急搬送は8割がころぶ事故です。落ちた、のどにつまった、ぶつかったなどが残り2割です。
高齢者は転倒した時にとっさに体をかばうことが難しく、ケガの程度も重くなる恐れがあります。骨折をして長期間動けなくなれば、認知症や寝たきりになってしまうこともめずらしくありません。

高齢者の事故は屋外ではなく、屋内で発生するケースのほうがはるかに多いです。高齢者の事故で1番多いのが、住み慣れたはずの自宅内において、滑りやすい廊下での転倒や階段等の段差での転落です。
不慮の事故を防ぐには、床の段差をなくす、階段の手すりを使う、つまずきやすいカーペット類を撤去するなど、まずは事故の原因を取り除くことが先決です。
それと同時に取り組んでいきたいのが、筋力の維持・向上に向けたトレーニングです。

若いころは積極的にスポーツをしてきた、体を動かしてきたという人でも、何もしないまま10年が経てば、増やした筋肉は戻っていると言われています。バランス機能が低下し骨も折れやすくなってくる高齢者にとって、からだを支えてくれる筋肉は重要です。何もしないでいでいると、筋肉量や筋力の低下は加速し、転倒の危険をいっそう高めます。
足腰が弱くなると動くのが億劫になり、日ごろの活動量が減ってしまう傾向にあります。これらの悪循環を防ぐには、日常的にからだをよく動かしたり運動をしたりして体を鍛えることが欠かせません。運動によって筋肉量を維持または向上させて、しっかり体を支えられる強い足腰をつくりましょう。

最後に

生活が便利になり、いつの間にか多くの人が運動不足に陥っています。運動をしなければ体は衰えるばかりです。私たちの筋線維を太くするのに年齢は関係ありません。20歳でも70歳でもトレーニングをすれば筋肉は強化できます。

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重錘バンド

 

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