膝の痛みやだるさは、加齢だけでなく、運動不足、歩きすぎ、冷え、太ももやふくらはぎの疲れなどが関係していることがあります。
東洋医学では、膝まわりや脚にあるツボをやさしく刺激することで、膝まわりのこわばりや脚のだるさを整えるセルフケアとして使われることがあります。
今回は、膝の痛みやだるさが気になる方に向けて、膝まわりのツボと押し方を紹介します。
強く押しすぎず、痛気持ちいい範囲でゆっくり行いましょう。
YouTube動画はこちらから
①足三里(あしさんり)

万能のツボ。足の疲れ、むくみ、胃腸の調子も整えます。
位置 膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみから指4本分下。
②陽陵泉(ようりょうせん)

全身の筋肉や靭帯の不調を整え、引きつり、痛みに特効があります。腰痛、坐骨神経痛、こむら返りに効果的です。
位置 膝の外側の下にある、飛び出した骨(腓骨頭)のすぐ下のくぼみ。
足三里・陽陵泉の押さえ方
脚の外側にあるこれらのツボへは、指を立てて深く潜り込ませます。
押し方 中指に人差し指を重ねて裏側から補強し、親指を重ねてグッと押し込みます。
方向 単に真下に押すのではなく、スネの骨の中心に向かって少し斜め内側に押し込むと、ズーンと響く感覚が得られやすいです。
③血海(けっかい)

血行を促進し、膝の腫れや内側の痛みを和らげます。
位置 膝のお皿の内側の上端から、指3本分上がったところ
④梁丘(りょうきゅう)

大腿四頭筋の緊張をほぐし、膝を支える力をサポートします。
位置 膝のお皿の外側の上端から、指3本分上がったところ。
血海・梁丘の押さえ方
太ももの前側にあるこれらは、筋肉をつかむイメージで押します。
押し方 膝を軽く曲げた状態で、手のひらで膝を包み込むように置きます。親指をツボに当て、残りの4本の指を太ももの裏に回して、太ももを挟み込むようにグーッと圧を加えます。
方向 骨に向かって垂直に押し込みます。
⑤委中(いちゅう)

腰痛や膝裏の痛み、脚全体のだるさに効果的です。
位置 膝の真裏、シワの中央
委中の押し方
押し方 両手で膝を後ろから抱え、両方の中指を重ねて優しく当てます。
方向 強く押しすぎず、膝を曲げる力を利用して指を沈める程度にしましょう。パンパンに張っている場合は、押すよりもさするだけでも血流が改善します。
⑥陰陵泉(いんりょうせん)

ここは水分の代謝を司るため、膝に水が溜まっている時にも有効です。
位置 膝の内側、太い骨(脛骨)のキワを下からなぞり、膝の下で指が止まるところ。内側から指4本分下にあります。
陰陵泉の押し方
押し方 親指を使い、骨の縁を下から上に押し上げるように刺激します。
方向 骨の裏側に指を滑り込ませるイメージで、骨のキワに沿って円を描くようにほぐすのも効果的です。
最後に
膝が赤く腫れている、熱を持っている、または激痛がある場合は、炎症を起こしている可能性があるため、マッサージや指圧は避けてください。無理に押さずアイシングなどで冷やしましょう。
ツボ押しは、強く押せばよいわけではありません。痛みを我慢して押すよりも、痛気持ちいい程度の強さで、呼吸を止めずに行いましょう。
押した後に痛みが強く残る場合や、膝の腫れ・熱感・強い痛みが続く場合は、自己判断で押し続けず、状態を確認することが大切です。
膝の痛み・だるさでお悩みの方へ
膝の痛みやだるさは、膝だけでなく、太ももの筋力、股関節や足首の動き、歩き方、日常生活での膝の使い方が関係していることがあります。
橋本接骨院では、膝の痛みや違和感に対して、膝だけでなく、股関節・足首・太ももの筋力・体の使い方も確認しながら、手技・ハイトレ・鍼灸・運動療法を組み合わせて改善をサポートしています。
膝の痛み、だるさ、階段での違和感、歩く時の不安がある方は、関連ページもあわせてご覧ください。

