2020.4.22 更新
一日の激務から解放された寝る前のひと時。合わない枕で寝てしまっては疲労が積み重なるばかりになってしまいます。いちど枕のチェックをしてみましょう。
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なぜ、長時間眠れなくなるのか?
年齢を重ねるにつれて身体は次第に老化します。そしてより深い睡眠であるノンレム睡眠から減少していきます。これは眠たさを呼び起こす睡眠ホルモンである「メラトニン」と深く関係します。「メラトニン」は歳を取ると共に分泌される量が減ります。これは年齢とともに眠りが浅くなる大きな要因の一つです。
また、年齢とともに筋肉量も減り、日中のエネルギーの代謝が減少していきます。昼間に疲れるほど体を動かさないのも睡眠の質を下げる原因にもなります。その他、ストレス等も関係が深いです。
年齢とともに貴重な睡眠。少しでもよく眠れるように、日中は体を動かして少しでも寝つきがよくなるようにしていきたいです。
そして寝つきを良くするために大切なことは枕が体に合っているかも大切です。
心地良い眠りのための枕の高さ

首の角度は15度ぐらいが最適 正しい高さの枕では首の筋肉はリラックスしています。

高い枕はNG 枕は頭だけでなく首、肩まで全体を支えます。枕が高すぎると首の自然なカーブを失い、ストレートネックの原因のひとつにもなります。また、のども狭くなり呼吸も苦しくなり夜に目が覚める原因にもなります。

横向きになっても首が傾かない枕が良いです。自然に首の高さが保てている、寝返りしやすく、首の下に隙間のできないものが疲れないです。

枕なし、または低すぎる枕はNGです。低い枕だと首の後ろにすき間があり、首が浮いた状態になり、体と後頭部を首だけで支えているような状態になります。これでは首が疲れますよね……そう、この寝ている時に首の筋肉が緊張してしまうと寝起きのときの体の不調につながっているのです。また、頭に血が上り、熟睡の邪魔になります。この隙間はあお向けに寝た時だけでなく、横向きに寝た時の状態も確認しましょう。
本来の睡眠
人間は本来動物です。動物としてのヒトで睡眠を考えると・・・
- 日没から夜明けまで眠るのが自然であり、季節の変化で睡眠時間も変化する。なので夏は睡眠時間が短くなります。
- ウトウトするようなごく浅い睡眠でも疲労は回復する。
- 寝返りは寝ている間に悪くなった血行や関節液のめぐりを回復させるものであり、どんどん寝返りをするべきである。
- 人間としての生活は、人間は動物であるという観点からすると、ストレスが多すぎますね。車や電車での移動や、常に多くの情報に溢れて処理しきれない、エアコンなどで温度の変化に慣れていないなど・・・
便利な現代生活が睡眠の質を下げているのも要因かもしれません・・・
ではおやすみなさい・・・
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