足関節捻挫
つまづいたり、ぐりっとねじってしまったり、転倒やスポーツでのケガ、足首の捻挫はとても頻度が高いです。
また、捻挫を繰り返したり、放置したりすることで前距腓靭帯が緩んだり、部分断裂している可能性があります。
足首捻挫でも特に多いのが外くるぶしの前距腓靭帯損傷です。足首を内側にひねる(足関節の内反)ことによって前距腓靭帯を伸ばし、痛みを起こします。
足関節捻挫の対処法
基本はRICE処置!
20分程度のアイシング、包帯等での圧迫、患部を心臓より高く上げておきます。
程度がひどければ腓骨と脛骨をつないでいる脛腓靭帯損傷や骨折している可能性があるので自己判断せず、接骨院や医療機関を受診してください。
痛みや腫れが少なければテーピングをしてジョギング程度の運動は可能です。
足首周辺の骨折後のランの時、捻挫が治ったあとの違和感が強い時なども今回のテーピングは有効なので試してくださいね。
足関節捻挫のテーピング
YouTube動画はこちらから↓
使用するテープはGONTEXマルチカラーテーピング。キネシオタイプのテーピングならオッケーです。
5センチ幅のものを使用します。
30センチ 1本
50センチ 3本
外くるぶしの捻挫
外くるぶしの前下方に痛みと腫れが出ます。
最初に30センチのテープを使用します。足の裏から外くるぶしを覆うように真っ直ぐ縦に上方へと少しだけ引っ張りながら貼ります。
2本め以降のテープは50センチのテープを使います。
薬指のつけ根から斜めに親指側の内側を通り、足の裏へ。
足の裏からくるぶしの前を通ります。少し引っ張って貼りましょう。
そのままらせん状に足首の上方へと巻きます。
ごく軽い捻挫ならこれだけで完了してもオッケーです。
次に先ほどのテープとは逆方向に親指の付け根の下から貼っていきます。このテープはほとんど引っ張らずに貼ります。
足の裏を通り、内くるぶしの前を通り、足首の背面で2本目のテープと交差します。
足首の上方で貼り終えます。
4本目のテープは2本目のテープと同じ貼り方で、半分ずらして貼ります。少しだけ引っ張りながら貼りましょう。
薬指の上方、足首に近いところから親指側の足の裏を通過していきます。
足首背面上部を通過します。
足首の上部まで貼って完成です。
外側から見たところ。
正面から。
内くるぶしの捻挫
内くるぶしの捻挫は頻度は高くありません。
しかし、捻挫後の不安定感や、骨折後の痛みなどで足首を外側にねじる(外反)と痛い場合が多々あります。
そういうときは痛みを抑制するためにこのテーピングを貼りましょう。
最初のテープは30センチのテープから貼ります。
足裏から内くるぶしを覆うように上方へ向けて真っ直ぐに、少しだけ引っ張りながら貼ります。
2本目以降は50センチのテープを貼ります。
親指のつけ根から小指の外側へ斜めに貼りましょう。
足裏から内くるぶしの前を軽く引っ張りながら通過し、足首までらせん状に巻きます。
軽度の場合はここまでのテーピングでも構いません。
次の3本目のテープはほとんど引っ張らずに貼っていきます。
小指と薬指の間から貼り始め、先ほどと逆方向に貼り、らせんに巻き上げます。
足首の上まで巻いて3本目完了です。
4本目のテープを2本目のテープより半分足首よりにずらして貼り始めます。
このテープは軽く引っ張って貼ります。
2本目のテープと同様に貼ります。
足首の中央を通過して下腿で貼り終えて完了です。
外側から見たところ。
内側から見たところ。
最後に
足首の捻挫は甘く見ているとクセになります。
靭帯のダメージが大きかったり、断裂をしていると症状がおさまっても足首が不安定になり、ちょっとしたことで捻挫を繰り返しやすくなります。
また、剥離骨折など骨折を伴っている場合もあるので、捻挫をして腫れや痛みで地面に足をつけにくい場合は接骨院、病院で診てもらいましょう!
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