2020.6.28 更新
一昨日、マラソンに備えて筋トレを少しばかりしました。
気合を入れてダンベルを持って体幹を鍛えましたのですが・・・
今朝、走ろうとしたら筋肉痛で思うように走れません?
やっぱり体がなまっているようです。
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遅れて出る筋肉痛
筋肉は運動することによって筋肉痛になります。こういった運動後に遅れて出てくる筋肉痛は遅発性筋肉痛(ちはつせいきんにくつう)と言います。そうです!筋肉痛は1〜2日後に出てきます。遅れて出るのは理由がありますよ!
筋肉痛が遅れて出る理由
運動することは筋繊維に小さな傷をいくつもつけます。この小さな傷は炎症の原因物質を出します。なので運動中、直後にはすでに筋肉は傷つき、炎症を起こしています。でも、痛みは感じていません。
この傷ついた筋繊維には痛みを感じる細胞はありません!痛みを感じる細胞があるのは筋肉の表面を覆う筋膜だけです。
筋肉の内部の組織が傷つき、炎症物質を出し、ある程度の量になって、ようやく筋膜を刺激して痛みが出ます。
歳をとるほど筋肉痛は遅く出る
よく言われていますね!私も一昨日の筋肉痛が今朝出たのは歳のせいかもしれません?
これはいろんな説があり、よくわかっていません。
ただ、炎症物質を筋肉の中を巡らせるのは毛細血管です。部分によっては毛細血管が少ないところがあります。それは普段使っていない筋肉です。あまり動かしていない筋肉は毛細血管の巡りが退化しています。
歳をとってあまり運動をしないと筋肉の中の血管が巡らなくなり、筋肉痛になるまで時間がかかっているのかもしれません。
結局、歳のせい、運動不足、血行不良などのせいでしょうね。
あ〜 やっぱり・・・
筋肉痛になりやすい運動
この遅発性筋肉痛(一般に言われる筋肉痛)は伸張性運動(しんちょうせいうんどう)がなりやすいです。
伸張性運動と言われても分かりにくいでしょうが、筋肉を引き伸ばしながら力を入れる動きです。
ランナーの皆さんに分かりやすいのは下り坂でのランでしょう。足で踏ん張りながら、いわゆるブレーキをかけながらの走りです。この走りが筋損傷を激しく起こします。トレランや坂道ランでは筋肉痛にすぐなりますよね!
筋損傷と超回復
筋損傷というと悪いことのように思う方も多いでしょうが、トレーニングでは大切なことです。微細な筋損傷を起こすと、時間とともに回復し、それまでよりも少しだけ強く、太くなります。これを超回復と言って筋肉を太く、いい筋肉にするために必要なことです。筋肉痛を起こした筋肉は前より丈夫になりますよ!
遅発性筋肉痛の痛みをなくす
遅れて出てくる筋肉痛、つまり遅発性筋肉痛はトレーニングの過程では必要なものです。でも、痛いですよね!マラソンの後の筋肉痛はひどいですよね!
でもこの痛みにはストレッチやマッサージが効果的ですよ!特に筋肉痛になる前にストレッチをすると疲労物質が流れ、驚くほど後が楽です。
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