ドゥケルバン腱鞘炎とは
ドゥケルバン腱鞘炎は指を曲げ伸ばしする腱と腱鞘というそれを覆うトンネルが手首の親指側にあり、腱と腱鞘が指を曲げ伸ばしする時に擦れ、繰り返されることにより摩擦で炎症を起こしてしまいます。
炎症を起こす腱は「長母指外転筋腱」と「短母指伸筋腱」です。
この腱の腱鞘部分で起こるのがドゥケルバン腱鞘炎です。
ドゥケルバン腱鞘炎の見つけ方
ドゥケルバン腱鞘炎を簡単に見つける方法があります。
親指を握り込んで手をグーにして、小指側に手首を曲げると痛みが出ます。
これはフィンケルシュタインテストとうドゥケルバン腱鞘炎のテスト方法です。
気になる方はやってみてくださいね!
YouTube動画はこちらから
ドゥケルバン腱鞘炎〜ストレッチで改善〜
ドゥケルバン腱鞘炎改善ストレッチ
両腕ストレッチ
両手の指を組み、手のひらを上にして伸ばします。20秒間キープしましょう。
前腕屈筋ストレッチ
イスなどに手のひらをつけ、指先を自分の方に向けます。
置いた手に体重をかけ前腕の筋肉を伸ばしていきます。
手の位置、角度を調整して心地よいところで20秒間キープしましょう。
反対側も同様に行います。
親指の伸展
親指と人差指で反対の親指をつまみ、他の指で握り込みます。
親指を伸ばしたまま根本から反らし20秒間キープします。
反対の親指も同様に行います。
親指の屈曲
反対の手で親指をつかみ、指を伸ばしたまま曲げ、20秒間キープします。
反対の親指も同様に行います。
痛みのあるところを刺激してしまうので、強く曲げすぎないで心地よいところでキープしましょう。
指の伸展
手のひらを前に向け、反対の親指と人差指で指をつかみ、指を伸ばしたままゆっくりと反らし、20秒間キープします。
第2指から5指まで、左右行いましょう。
手首の内側を伸ばす
両手を握り手のひら側を前に向け肘を曲げます。
手の親指側に力を入れ手首を曲げて力を込めたら、手首の親指側を伸ばすように曲げて5秒間維持しましょう。
次に力を抜いて一呼吸置いたら再び5秒間力を込める。これを5回繰り返しましょう。左右同時に行います。
手首の外側を伸ばす
肘を伸ばして手首を屈曲させてから親指側へ手首を傾けて力を込めます。
力を込めたまま5秒間維持し、次に力を抜いて一呼吸置いたら再び5秒間力を込める。これを5回繰り返しましょう。
左右同時に行います。
最後に
ドゥケルバン腱鞘炎の治療は患部を休めることが基本です。
そのうえで、この動画のストレッチをしたり、ゆっくりと温めたりしてください。
ドゥケルバン腱鞘炎でお悩みの方、お気軽にご相談ください。
コメント