固まった股関節を動かす動的ストレッチ
股関節は、上半身と下半身を結ぶ大切な筋肉で、股関節が動かないと人は歩くことさえ、集中して行えなくなります。そして、人の体の筋肉の7割は下半身に集中しています。そのかなめともなる股関節周り。硬くなると全身の動きも悪くなり、肥満やこりの原因になります。今回は、運動不足を解消するために、股関節付近の筋肉をほぐす効果的な動的ストレッチを紹介します。
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脚の左右
床にあお向けで、両膝を立ててそろえます。両手は斜めに開いて安定させましょう。肩を浮かせないように両膝をそろえたまま横にゆっくりと床につくまで倒します。左右交互に動かしましょう。
10回繰り返します。
脚の前後回転
床に横向けに寝転がり、下の腕は頭を支え、上の手は胸の前で安定させます。下の脚は軽く膝を曲げて体を支えます。上の脚の膝を曲げて前に出し、上半身を固定したまま前に出した脚を半円を描くように回転させます。ふとももの付け根から動かすように意識してください。
10回動かしたら反対の脚も同様に動かしましょう。
脚の前後
背中を伸ばしてまっすぐに立ち、両手は腰に置きます。視線を正面に向けたまま、片方の脚を前に出し膝を直角に曲げます。後ろの膝が床につくまで腰を落としましょう。この時、前脚の膝が内側に傾かないように注意してください。
左右交互に10回繰り返しましょう。
脚の内回し外回し
床に横向けに寝転がり、下の腕は頭を支え、上の手は胸の前で安定させます。脚をまっすぐに伸ばして、上の脚を開いて少し持ち上げます。ゆっくりとした動きで足先で小さな円を描きましょう。大きく回転させないで、脚を小さく動かした方が股関節に効果的です。ふとももの付け根から動くように意識してください。
10回回したら反対方向に10回動かしましょう。反対の脚も同様に。
最後に
運動不足が続いて下半身の筋力が衰えると、股関節を正常に機能させることができなくなるかもしれません。だからこそ、できるだけ下半身を動かし、股関節や骨盤まわりにある筋肉を動かしておくことが大切です。
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