姿勢が悪くなり、机に向かっている背中が丸くなる。
歩いている、じっと立っている、こんな時腰が丸くなる。
食事や勉強、テレビを見ているときなど、こんな子どもの姿勢が気になりませんか。
背中を丸くしていたり、肘をついて傾いていたり、じっと座っていられなかったり。
崩れた姿勢がくせにならないように体操で整えましょう。
回数、セット数はあくまで目安です。年齢や体力に合わせて調整しましょう。
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準備運動
イスに座り両手でミニボール、または枕などを手のひらで押さえ、腕を水平にまっすぐに伸ばします。
背中をまっすぐにして姿勢を整えてから腕を左右に動かします。顔は常にボールの方を向けましょう。
片側に4秒かけてねじり、4秒かけて戻します。この時、お尻が動かないように、手が下がってしまわないように注意しましょう。
左右5回繰り返しましょう。
背中のトレーニング
うつ伏せになり、膝の間にミニボール、又は枕などをはさみます。両手は顔の横につけておきます。
ふとももに力を込めてボールを押しつぶしながら両腕と顔を持ち上げましょう。
反動を使わずにゆっくり持ち上げて背中を反らして戻します。動きは小さくて見構いません。強引に背中を反らさずに動かしましょう。
5回繰り返しましょう。
胸のトレーニング
次に肘を交互に浮かせていきます。
左右5回繰り返しましょう。
腰から骨盤のトレーニング
左を下にして横向けに寝転がり、両脚を伸ばして、左の腕も伸ばして頭を乗せます。右手は体の横に添えるように伸ばして手のひらを上に向けます。右足を後方にずらして膝を伸ばして、つま先を床に向けてねじります。右足をしっかり持ち上げるように引き上げて10秒間キープしましょう。
3セット行いましょう。反対の脚も同様に行います。
太ももからお尻のトレーニング
あお向けに寝転がり、両手を横に広げて手のひらを上に向けて肘を床につけます。足を肩幅に開き、右足のつま先を内側に、親指を床につけます。右のお尻を持ち上げるように床から浮かせ、10秒間キープします。
3セット行いましょう。反対の脚も同様に行います。
最後に
子どもの姿勢が悪いのは、スマホやゲームなどの生活環境だけでなく、体幹を支える筋肉の発達が未成熟であり、背中の胸椎や腰、骨盤周囲の動きを悪くする姿勢が癖になっていることにも原因があります。
背中や腰が丸まった姿勢を習慣づけてしまうと、肩が体の内側に入る「巻き肩」を起こしやすくなります。
巻き肩になると、筋肉の収縮によって首や肩に負担がかかり、猫背にもなりやすくなるので、今回の体操を習慣にしてください。
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