胸郭出口症候群とは、鎖骨のあたりにある神経や血管が圧迫されることにより、肩、腕、手にしびれが出たり、人によっては、痛みや、冷たさを感じたり、脱力感を感じるような症状が表れたりする状態です。実際には、肩こりと感じていても胸郭出口症候群になっていたという方もいます。
特に、なで肩の女性、重いものを持つことが多い人、手を高く上げるスポーツをしている人、野球、テニス、バレーボールなどで多く見られます。胸郭出口症候群にならないためにも、ストレッチを行うことも大切です。
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1.首のストレッチ
イスに姿勢を良くして座ります。人差し指が鎖骨に触れるような位置に手を置き、鎖骨を固定するようなイメージで手を置きましょう。そのまま、首を反対側に、少しあごを上げながら倒します。
ゆっくり20秒伸ばします。
2.肋骨を動かすストレッチ
イスに浅く座り、両腰に手を置いて、骨盤を固定します。お腹のみぞおちから体をねじるようにして、左右にねじります。
左右で1回として、10回繰り返しましょう。
3.胸のストレッチ
壁に手のひらをつけ、体を開き、開いている方の胸が伸びるようにします。
肩と水平な位置、少し肩を上げた位置、少し肩を下げた位置、それぞれ20秒ずつ伸ばしましょう。
4.肩甲骨の寄せ
足を腰幅に開いて立ちます。両手は腰に添えましょう。胸を張るようにして、肩甲骨を内側へ寄せていきます。この時、肩が上がってしまわないように注意して下さい。
10回、2セット行いましょう。
5.背中の曲げ伸ばし
肩幅に手を広げ、肩の真下に手がつくように四つん這いの姿勢になります。
背中を天井に突き出すように曲げましょう。
次に肩甲骨を寄せるように背中を反らします。
これらの動作を10回、2セット行います。
まとめ
胸郭出口症候群にはストレッチも大切ですが、日々の生活から、できるだけ腕や肩に負担をかけすぎず、疲労を感じたら十分に休み、疲れを溜めないようにすることも大切です。
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