背骨を回転させるようにねじる動き、これは背骨の場所によって動く範囲は限られています。首は45度まで回ります。背中は35度回ります。しかし、腰は5度程度しか回っていません。
えっ! そんなことないやろ! 自分の腰はよく回るで〜!
そう思われる方が大部分だと思います。しかし、腰は本当はほとんど回りません!
腰椎は「安定の関節」とも言われ、重い体をしっかりとぶれないように支える必要があるので、回らない構造になっています。ただ前後には倒せるように動かせます。
後ろを振り返ったり、腰をねじったりする動き。これは背中の胸椎が回っています。それにプラスして股関節をねじることによって腰が回転しているように感じます。つまり、脊椎の回旋動作は腰椎ではなく、ほとんどが胸椎の回旋によって起こっているんです!!そして股関節のねじりでさらに回すことができます!
しかし、胸椎の回旋可動域が制限されてしまうと腰椎で無理に回旋しようという代償動作が起きてしまいます。同様に股関節が硬かったり、痛みがあれば動かない腰椎で捻るようにしてしまい、椎間板などに負担をかけてしまいます。
つまり、胸椎の動き、股関節の動きが悪いために腰痛を起こしているケースはとても多いですよ!
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