ドゥケルバン腱鞘炎
手の狭窄性腱鞘炎
手や指の腱が手のひらや手首にあるトンネルで引っかかりを起こす。これを狭窄性腱鞘炎腱鞘炎といいます。
手の場合は弾発指(ばね指)とドゥケルバン腱鞘炎の2つがあります。
今回はドゥケルバン腱鞘炎に効果的なテーピングを紹介します。
ドゥケルバン腱鞘炎とは
親指を伸ばす長母趾伸筋腱と短母指伸筋腱が手関節の親指側にある腱の通り道のトンネルで締め付けられ、動きにくくなった状態をドゥケルバン腱鞘炎といいます。
物をつかんだら手首が痛い、ビンのフタなどを握ったら痛い。また、手首に腫れが出てくることも多いのがこの症状です。
手を使う仕事をしている女性に多く、出産前後や更年期以降のホルモンバランスが悪い時に好発しやすいです。
いったん痛みが続くと慢性化しやすく、治りにくくなります。まずは手を使わないようにすることが治る早道ですが、なかなかそうはいかないようです。
手や指にかかる負担を減らすためにテーピングで保護をしてみましょう。ただし、テーピングを3週間しても変わらなかったり、痛みが強い時は病院で診察を受けてくださいね。
テーピング
テーピング①手首へのテープ
キネシオタイプの伸縮するテーピングを使用します。
5センチ幅、15センチの長さで2本用意します。
親指からつけ根を覆うように、痛みのあるところの上を通過して手首の上まで、ほんの少し軽く引っ張りながら貼ります。
手首の関節、親指側にテープの中心が当たるように、先ほどのテーピングより少し引っ張ってテープを横に貼ります。
完成です。
ドケルバン腱鞘炎の症状が軽度の場合、再発防止にはこのテーピングを貼ってください。
テーピング②親指からのテーピング
キネシオタイプの伸縮性のあるテープ、2.5センチ幅40センチ2本と5センチ幅20センチ1本を使用します。
親指の第一関節からテープを斜めに貼っていきます。
斜めに螺旋に貼り、手首に回していきます。
痛いところの上を通過するように貼ります。
2本目のテーピングを1本目とは逆方向に貼っていきます。
1本目同様に痛いところの上で交差するように貼りましょう。
交差しているところは直線上になります。
3本目のテープを親指から前腕まで覆うように軽く引っ張りながら貼って完成です。
こちらのテーピングは動かしたら痛む時に貼ってくださいね!
テーピングは2日間ほど貼ったままでも構いません。かぶれたり、皮膚に合わない時は無理せず外してください。
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