猛暑の夏がようやく終わり、涼しくなり始めた季節なのになぜか体がだるい、食欲がない、朝起きれないなど夏バテを引きずったような症状を訴える人は多いです。これは「秋バテ」かもしれません。
「秋バテ」とは夏から秋にかけての気温の変化や、朝晩にかけての温度の変化などの寒暖の差の繰り返しで、自律神経が乱れることによって起こる症状のことです。また、消化器にも負担がかかり、食欲がなくなったり、免疫が弱くなることも多いので注意が必要です。
こんな秋バテを解消するためにストレッチで体調を整えましょう。
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①自律神経を整える背骨ストレッチ
イスに座り、背中を伸ばした状態で、両手を組んで手のひらを天井に向けて脇から背中を伸ばしましょう。
20秒キープしましょう。
手のひらを自分の方に向け、組んだ手を前方へと突き出すようにして伸ばしましょう。
20秒キープしましょう。
②腸を整えるねじりストレッチ
イスの背もたれをつかんで体を大きくひねりましょう。
20秒間キープしましょう。反対側も同様に。
③深い呼吸のための肋骨ストレッチ
頭の後ろで左右の肘をつかみ、体をまっすぐにした状態で体を横に倒します。脇腹を伸ばすように意識しましょう。
20秒間キープしたら反対側も同様に行います。
④姿勢を正す懸垂ストレッチ
鉄棒にぶら下がって懸垂をするイメージで動かします。
頭の上に腕を伸ばし、手のひら側を正面に向けて手を握ります。
肩甲骨を引き寄せるように胸を張り、肘を後ろに引きながら曲げ、手を喉の高さに下げます。この時顎を持ち上げるようにしましょう。
ゆっくり10回繰り返しましょう。
⑤新鮮な空気を取り込む胸郭ストレッチ
頭の後ろで両手を組み、少し胸を丸めるようにした状態からスタート。
体を起こして肘を外側に開きます。胸を張理ながら鼻から大きく息を吸い込み、次に鼻から空気を出して最初の姿勢に戻ります。これをゆっくりゆっくり行います。
5回繰り返しましょう。
最後に
簡単なストレッチや運動で予防・解消できる秋バテ。疲れやだるさをこじらせないためにも体を動かして快適な秋の日々を過ごしましょう。
秋バテ解消には食べ物も大切です。体の内臓や血液、筋肉はすべてたんぱく質でできています。このたんぱく質が不足すると代謝がうまくいかず、体の機能が十分に働かなくなってしまいます。
夏の暑い時期はたんぱく質が不足しがちだったことでしょう。秋口の今こそ肉、魚、乳、大豆、卵など良質なたんぱく質の食品をしっかり食べることをおすすめします。
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