爪下血腫(そうかけっしゅ)
フルマラソンの後や長時間のランニングで爪が黒くなってびっくりしたことはありませんか?
これは爪下血腫(そうかけっしゅ)と言って爪が圧迫されて内出血を起こし、血がたまった状態になります。
痛みもあるし、一ケ月~数ケ月後に剥がれてしまうことも多いです。
私も初めての姫路城マラソンを走りきった直後に靴下を脱いだら左右6本の爪が黒っぽくなっていて、翌日になると真っ黒に色が変わり痛みも出てきて驚きました。
この爪下血腫は足を柱などにぶつけたり、ドアに挟んだりして起こることが多いですが、マラソンででも頻繁に起こります。
また、マラソンやランニングでは複数の爪に起こることが多いですよ。
爪下血腫の原因
ランニング中は足を出す動きの度につま先にかなりの負担がかかります。
普段の練習ランなどでは走る距離が短いので爪にかかる負担も少ないのですが、フルマラソンや長距離走になると負担が積み重なり爪下血腫を起こしやすいから注意が必要です。
①サイズが小さいランニングシューズを履いている
爪先が常にシューズに触れていると圧迫されてダメですよ!
一般にランニングシューズの先から指の距離は1~1.5cm位空いているものが良いといわれています。しかし、実際にお店で履いてみて、フィット感をよく確かめたり、店員とよく相談して購入しましょう。
またシューズのワイズ(幅)も重要なポイントになります。
ワイズ(幅)がしっかり合っているとシューズの中で前後に足が移動することがないですよ!
②靴ひもがゆるい
走るたびにランニングシューズのひもは邪魔くさくても締めなおしましょう!
つま先がシューズの中で動き回ることも原因になります。
③ソックス選び
安いソックスは縫い目や繊維の塊がつま先に当たることが多いです。
靴の中で滑ったり、汗や路面の水を含んで蒸れたりするとシューズの性能が出せないばかりか爪を痛めます。
シューズにはこだわるのに、ソックスは何でもよいというランナーは多いです。
滑り止め、通気性、蒸れない、足底のアーチサポート等、走りやすさが全然違いますよ!!
爪下血腫になったとき
小さな内出血はそのまま放置しても大丈夫です。
爪の1/3以上の内出血や痛みが強い場合は病院で爪に穴を開けて血腫を抜いてもらいましょう。
爪が剥がれてきたら無理に剥がさずにテーピング等で固定したほうがいいですよ!
5本指ソックスが爪下血腫の原因だった(私の場合)
2018/3/30 追記
初マラソンから3年目になりました。
20キロを超えて走ると爪が黒くなっていますね。
シューズも変えました。
ランニングフォームも爪先に無理はかからない走り方です。
シューズの紐も毎回、適度な締め付けで調整しています。
最近、爪下血腫の原因がわかりました!
5本指ソックス
私の指が小さすぎて、中指、薬指、小指がゴソゴソです。
このゴソゴソした布地が爪を圧迫していたようです。
もっと早く気づくやろ〜
そう思いますが、意外と気づかないものです。
最初から、5本指ソックスが爪のトラブルやマメにいいと思い込んで、ランニング時には他のソックスは試していませんでした。
先入観はいけませんね?
5本指でないソックスに変えてから2ヶ月、爪は好調になりました❗
私の足の指の形ではどのメーカーの5本指ソックスでもダメなようです。
最後に
週末は花見ランの予定です。
足の爪を気にせず、ロング走を楽しめそうです。
マラソン前のメンテナンス、走った後の疲労回復、ランニングでの痛みなどお気軽にご相談ください。
橋本接骨院はランナーの皆様を応援致します。
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