五十肩は老化などにより、肩関節をとりまく関節包や腱板に炎症が起こる事で痛みが生じると言われています。この五十肩の治療法としては、「運動療法」をメインにしたエクササイズを行います。エクササイズは肩周囲の筋肉をほぐし、痛みの緩和と、関節の可動域を広げる事を目的とします。今回のエクササイズは激しい痛みが落ち着いてきたら、早い時期に始めてください。このエクササイズが痛いようなら前回紹介したエクササイズから始めましょう!
YouTube動画はこちらから
壁を使った腕上げ
壁から10センチ離れて立ちます。足は肩幅に広げ、背中を伸ばして視線は正面を向けます。片方の手のひらから前腕を胸の前で垂直に壁にピタリとつけます。
手のひらを壁に這わせながら上に伸ばしていきます。肘を伸ばせるところまで伸ばしきったらそこで2秒間キープして元に戻します。
10回繰り返しましょう。この運動は1日5〜6回行いましょう。一度にたくさん行うより、時間を開けながら何度も繰り返すのが効果的です。
イスを使った腕伸ばし
背もたれのあるイスに背を向け一歩離れた場所に、身体を真っ直ぐにして立ちます。痛い側の手をイスの背もたれに置き、反対の脚を一歩前に出して腕を伸ばします。
膝を曲げながら腰を落とし、肩を伸ばしましょう。反対側の肩が前に出ると体がねじれて効果が出ないので気をつけてください。痛みの少ない範囲で腰を真下に落として2秒間キープしましょう。
10回繰り返しましょう。これも1日5〜6回繰り返しましょう。
最後に
五十肩の治療は肩を温める、肩周囲の筋肉をほぐす、運動療法の3つが必要です。肩の動きを滑らかにするために今回のエクササイズをこまめに行いましょう。
コメント