2018.9.23 更新
CM関節症のセルフケア
親指の付け根が痛む母指CM関節症。この親指が痛むと物をつかむことができにくくなります。
ドアノブを回す。
ジャムなどのビンの蓋を回せない。
ハサミで切る。
などの日常生活でのちょっとした動きが痛みのためにできなくなります。
症状が進行すると関節は変形し、手の骨の亜脱臼となり、骨の位置がズレてしまいます。
そうならないように、手の使い方を見直しましょう。
手の使い方はこちらから↓
CM関節症改善のトレーニング
ストレッチ
指を反らせる
親指を反対の指で掴み、ゆつくり反らせます。
親指以外の指も同様に反らせましょう。
指を開く
親指から順番に全ての指を横に引っ張って開きます。
ゆっくり引っ張りましょう。
指を牽引
親指から順番に指を引っ張ります。
指の方向に真っ直ぐに引っ張って下さい。
鳴らさないようにゆっくりとですよ!
両腕伸ばし
両手を組んで手のひらを上に向け腕を伸ばします。
20秒間保持して下さい。
前腕伸ばし
イスに座って横に手をつけます。
手のひらを置く位置は前腕にストレッチ感が得られる位置に調整して下さい。
手のひらから腕を伸ばしながら20秒間保持します。
左右行いましょう。
機能訓練
母指球の指圧
手の親指を曲げる、つまむ動きをする母指球(短母指外転筋・母指対立筋・短母指屈筋・母指内転筋)をよくほぐしておきます。
反対の親指の腹を赤丸の範囲に押し当てます。
親指でグリグリ指圧するのではなく、親指は動かさず、手のひらを押し付けるように刺激します。
指合わせ機能訓練
親指と人差し指で輪を作るように指先を合わせます。
この時、指の横ではなく先端同士をくっつけましょう。
次々と人差し指、中指、薬指、小指と素早く的確に先端を合わせます。
ずれたり、斜めに指を当てないための練習です。
4〜5回繰り返しましょう。
写真のようにどの指と合わせても爪先同士をくっつけるように動かして下さいね。
指先の横側に当たるのは親指の付け根の筋肉が固くなりすぎて親指を内側にねじることが出来ていないです。
手の使い方の癖で、親指を真っ直ぐにして力を込めないように気をつけて下さい。
最後に
CM関節症は変形性の関節症で膝関節症同様に骨、軟骨はほとんど修復されません。
ひどくなると腫れや痛みが強くて、日常のちょっとした動きにも支障があり、生活の質を低下させることにもなります。
また、進行させてしまうと手術的に関節を形成することになりますので、そうならないためにも早い時期から、正しい手の使い方とスムーズに動かすためのトレーニングは欠かせません。
[char no=”1″ char=”橋本”] 今回のトレーニングは手を正しく動かすためのものです。1日に何度でも気がついたらトレーニングをして下さい。動きを注意して、正確に確実に行って下さい。
橋本接骨院では傷んだCM関節を専用の器具で痛くないストレッチをいたします。
手の痛みは放置せず、早めに施術しましょうね。
[/char]
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