お灸はその温熱で、体に360箇所以上あるツボをあたためて血行をよくし、人間の体本来の自然治癒力を高める施術です。また、原料のもぐさ(乾燥したよもぎ)は抗酸化作用があり、お灸の熱によって皮膚に浸透するため、免疫の向上も期待できます。
初心者には「台座タイプ」をオススメします。小さな台の上に「もぐさ」が乗せてあるので安定感があり、とても使いやすいんです。また、台座はもぐさと皮膚との間に空間を作り、熱をコントロールする役目もあります。
用意するのはペン、ライター、市販のお灸、灰皿です。ツボにペンで印をつけてから、お灸を取り出し、利き手ではないほうの指で台座をつまみ、ライターで火をつけてからツボにすえましょう。お灸からじんわりとした温かさが感じられます。心地よい熱さからヒリヒリするような熱に感じたら、すぐに取り除いて灰皿に入れてください。
燃え尽きても熱さを感じなかったら、熱く感じるまで、一つのツボに1〜3個を目安にすえていきましょう。一度にすえる数は初心者なら2個ぐらいにしておきましょう。たくさんつけすぎると慌ててしまった時、危険です。
お灸の後、すぐにお風呂に入ったり、温めると赤くなったり水ぶくれができることがあるので注意が必要です。2時間ほど開けておいてください。
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初心者にオススメのお灸のツボ
初めてお灸をすえる方にオススメのツボを紹介します。手や腕だと自分でコントロールしやすく、これらのツボは万能のツボでお灸の心地よさもわかりやすいツボです。
曲池(きょくち)
手のひらを上にしてヒジを曲げ、内側にできた横じわの上で、親指側の先端です。
腕の疲れに効果的なツボです。上半身の血行を促進することから肩や首のだるさ、こりにも良いです。指で押さえても心地よい感じがしてツボを見つけやすいです。一般的に腕の使い痛みやテニス肘の治療で使用されます。また消化器症状にも効きますよ! 経絡でいうところの「大腸経」に属するツボであり、腹痛や下痢などの消化器症状に効果的です
合谷(ごうこく)
親指と人差し指の間の付け根で人差し指よりに位置します。
このツボは四総穴の一つとして有名です。四総穴とは、まあツボの四天王みたいなもので、効果が出やすいツボです。特に顔周辺の症状に強いです。歯痛、頭痛、眼などの症状や肩こりなど、万能なツボであり、人体の機能を高めるツボとして有名です!
お灸日和
今回使用した「お灸日和」は橋本接骨院の受付でも販売しています。
待合室にもサンプルを置いて、ご自由にお試しできるようにしています。
ぜひお試しください。
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